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沖縄の小学生の塾通い(その2)

少し前に「沖縄の小学生の塾通い」について書いた。週6日くらい習い事に通っている小学生が実はここ沖縄にも結構いる、という話。

で、この話をまわりの人にしていたら「かつて自分がまさにそれだった」という人が二人。

いずれも女性だが、そのうちのひとりの方は「小学校6年生の時に気を失って倒れ」て、そのような生活に終止符が打たれたとのこと。

もうひとりの方も結局途中で爆発して、習い事は全部やめたそう。

やっぱりそうだよな。。

いま小学生としてまさにこのような生活を送っている彼ら。好きで通っているのか親の言われるままに通っているのかわからないけど、この子の親たちとしてはたぶん、いろいろキッカケを与えてこどもの可能性を広げてあげたい、という気持ちなのかな? でもそれにしては選択肢(公文、ピアノ、スイミング、英語、レゴスクールetc.)が少なすぎる気もするし、やっぱり純粋に、健康で仕事もそつなくこなせる能力を持った賢い人間になってほしいのかなという感じはする。

話は逸れるが、最近ラジオで毎朝「こども電話相談室」を放送している。これを聞いていて思うのが、おとなたちよりこどもたちのほうがよっぽどオトナッポイということ。専門家の答えにいまいちピンと来てなかったとしても(実際、専門家の説明が下手くそなケースも多数ある)、こどもたちは空気を読んで「はい、わかりました。ありがとうございました!」と、司会者が心配しなくてもうまく話をしめてくれる。なんなんだ? 

でも実際のところこういうお利口なオトナコドモが大量発生しているように思う。特に都市部。今の時代に必要とされているのは、空気を読んで自分を抑えることじゃなくて、空気なんか読まず、わからないことをわからないと堂々と言える能力だと思うんだけどな。。いまのこどもたちは真逆の方向に突っ走っているように思う。ま、まわりのオトナたちがそうなんだから仕方ないけど。

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