某楽器店でヤマハのベース、BB2025とBBP35を弾き比べてみた。
新旧フラッグシップモデル対決、である。
日本製のパッシブの5弦、という意味ではどちらも同じ。
使われている木材も、たぶん同じ。
ピックアップは違うようだ。
ボディ構造も、木の組み方がちょっと異なるようだ。
ボディのデザインは、BBP35のほうがスリムになっているらしい。
価格は、BB2025が定価350,000円。BBP35が定価230,000円。10万以上違う。
10万も安くなるなんて、逆にちょっとこわい。
で、肝心の音なんだけど、これまた全然違った。
BB2025は弾いてみて、音自体もそうだったけど、楽器全体からなんとも言えないぬくもりを感じた。なんだろうあれは。たんに何年も売れずに展示されてて弦が死んでたから、まぁるい音がしてた? いや、それもあるかもしれないけど、そうじゃない感じがした。なんだろうなー、「木で作られた楽器」っていう感じが強く伝わってきて、とにかく良いバイブレーション=「気」を受けた。 よく「楽器店に行ったらこのギターが”私を買って”って言ってたんだよ」なんて話があるが、そんな感じも受けた。
一方のBBP35。BB2025とはだいぶキャラクターが違う。音がとてもドライ。楽器店の人はジャズベっぽい音って言ってた。ジャズベっぽいPJ…中途半端だな…。もちろん往年のBB2000とも違う音(あれはフロントピックアップがリバースなので)。あと、ボディが小ぶりになったせいかどうかわからないけど、楽器を抱えたときにBB2025のようなバイブレーションを感じなかった。新品過ぎて木が全然鳴ってなかった? 原因はわからないけどまぁそんな感じで、楽器としては正直つまらなかった。
なんでBB2025を生産中止にしたのかなぁ…
あの楽器店の在庫BB2025、買っといたほうがいいかなぁ…