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「本番中のミス」考その1

わたくし一応プロとしてベースを弾かせて頂いているわけですが、どれだけ数を重ねてもステージ本番中に何カ所か必ずミストーンを出します。。

私が存じ上げている某・日本を代表するスタジオベーシストの方は「ミスは絶対しないよ、プロなんだから」とさらっとおっしゃっていましたが、その境地にははっきり申し上げて到底到達できそうにありません。

マズイです。。

で、今日、某バンドで会場リハーサルをしていて気づいたんですが、ライブ当日、会場リハーサルをしているときってすごくいい感じなんですよね。なんというか、精神的に全く緊張しておらず、肩の力が完全に抜けた状態で、自由に遊びながら弾いている感じ。。全然ミスとかしないし、多少冒険をしても、精神的にリラックスしているので余裕を持って対処できているのが分かる。

しかしそこで油断するのは禁物。本番になると、そうは問屋が卸さない。自分は緊張しないほうだと思っていたのに、実際は緊張がリラックスを上回っているようで、まったく自由な精神状態で弾けていないような。。で、結果リラックスどころではなく、リハでは絶対間違えたことがない場所で真っ白になったりとか。なんなんでしょうかあれは。。

まぁ、誰しも本番は程度の差はあれ多少は緊張するものだと思うんですが、でもやっぱり緊張って、自分の力をフルに発揮する必要がある場面ではイラナイものなんじゃないかと。あの、会場リハでの「肩の力が完全に抜けた状態で自由に遊びながら弾いている感じ」がいつも本番で再現できたら最高なんですけどね。。たんに練習不足なのかもしれませんが、でも、ミスってなんか奥深い気がするので、ミスについてあれこれ考えたことを引き続き書いていきたいと思います。

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