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旅行人 No.165

ついに休刊か。。

面白かったのは、読者投稿欄のみなさんの年齢。70歳台が3人もいた。一番若い人で28歳、そのほかは40代が多い感じ。まさに私くらいのバックパッカー(貧乏旅行)世代の人たちなのでしょう。

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旅行人が休刊。。

こないだ、ひっさしぶりに旅行人のWebサイトを覗いてみた。

旅行人は20年くらい前から10年くらい前まで購読していた個人旅行マニアの同人誌みたいな月刊誌。

ひさしぶりに覗いたサイトには、旅行人が休刊する旨が書かれていた。そうなのか。。

私がバックパッカーだった頃、旅行人には情報源として大変お世話になっていた。また、これまで2〜3回、長文を投稿し掲載してもらったこともある。自分の文章が公のメディアに載ったのは旅行人が初めてだった。そういう意味でもとても感謝している。

しかし休刊か。。

まぁ、今はもう若い人たちが海外に全く興味を持たないということなので(実際に大学生に聞いてみたりしたが、どうやら事実らしい)、旅行人のような貧乏旅行者向けのメディアのニーズが20年前に比べて相当に減っていることは想像に難くない。

が、このインターネット時代だからこそ、ネット上に流れるニュースを読んで分かった気になるのではなく、実際に自分の足で現地を訪れ、その土地の空気を吸い、その土地の人々とコミュニケーションをとる、というアクションが大切なのだと思う。また、そういう経験がある人とない人の差が、実はこれからじわじわといろんな場面で出てくるのだと思っている。

いま私は仕事で、まったく初めての土地(海外)で人的ネットワークを開拓したり新しいビジネスを見つけたり、といったことをやっていたりもするのだが、つくづく若いときにバックパッカーをやっておいて良かったと思っている。あの経験があったからこそ、いまの仕事がやれていると心底思う。