親指でたたく(サムピング)

 

スラップベースの基本その1。

「親指で弦を叩く(サムピング)」。


ここで最初に大切なことをひとつ


注意してほしいんだけど、サムピングというのは


親指の”腹”で弦を弾くんじゃないんだ


あくまでも親指の”横”で弦を「叩く」。


親指の横で叩くって言われても、よくわからないかもね。じゃあ、この動画でチェックしてみよう。


どうかな、たぶんわかったよね。親指の横(外側)で弦をパーンと叩いて、叩いたらすぐ離す、っていう感じ。


で、「叩く」練習をしはじめると親指がスゴーク痛くなると思うけど、ガマンガマン。。というか、ガマンはムリ。ひたすら練習してると最初は間違いなく親指に水ぶくれができるよ。。


水ぶくれができたときにボク自身どうしてたかというと、裁縫とかで使う針の先をガスコンロで焼いて消毒して、それで水ぶくれを刺して水を抜いて、、ということを続けていたら、いつのまにかイイ感じに皮が厚くなってきて、そのうちぜんぜん痛くなくなったという感じ。ちなみにマーカス・ミラーはそういうとき、親指の弦が当たる位置を微妙に変えながら練習を続けてたとインタビューで言っていたよ。


で、弦を「叩く」の意味が分かったらさっそく練習。どういう練習方法がいいかって? とっておきの方法があるよ。これは元カシオペアのベーシストで、日本におけるスラップベースの第一人者、

櫻井哲夫(さくらいてつお)

さんが言ってた方法なんだけど、

 

どんな曲でも親指(サムピング)

だけで弾けるように練習する。


もう、これに勝る練習方法はないと自分も思うよ。つまり、J-POPだろうがロックだろうがファンクだろうがヘヴィメタルだろうが、どんな曲でもサムピングだけで弾けるように練習するんだ。でもそれって実は簡単じゃないんだよね。早い曲ならサムピングだけで一曲弾き通そうとするとすっごく疲れるし、バラードだったら今度はゆっくりすぎて正確なタイミングでサムピングできないとズレてしまう。。でもこの方法を続けていると確実に右手が鍛えられるよ。早い曲をずっとサムピングで弾く練習をしていると、いつの間にか右手に持久力もついているはず。


そんなわけで、今度からは

自分が好きな曲は全部サムピングだけで

弾けるように練習しよう!(これホントに大事)


ちなみに前述の櫻井哲夫さんのプレイはこちら! 

素晴らしい音色と圧巻のパワフル★スラップソロ!!(2分40秒くらいから)

 

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