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2009年10月01日

ベースの弾き方:フィル

日頃から自分でベースを演奏していたり、
いろんな人のベースやドラムの演奏を見ていると、
「このプレイはあんまりだな」と感じることが時々ある。
それはどういう時かというと、フィル(俗にいうオカズ)を
入れたがためにグルーヴが止まってしまう瞬間。
これが起こるとかなり悲しい状況だったりするのだが、
この点については意外に無頓着のような気がする。。

個人的にはジャズっぽい、フュージョンっぽい
弾きまくりな感じも大好きだったりする。ただ、
弾きまくったおかげで曲のグルーヴが止まってしまう
ようなら、そんなのはナンセンス以外の何物でもないわけで。。

ベースやドラムがフィルを入れる時は
よっぽど注意しないとグルーヴが止まってしまうので、
音選びや符割りなどに最新の注意が必要だ。。
(ちなみにデイヴィッドラルストンバンドでは安易にフィルを
入れると「グルーヴしてない」とすぐに注意される。
まぁ自分のフィルの入れ方がだめなわけですが)

あと、これは山下達郎氏のバンドでベースを弾いている
伊藤広規氏が言っていたのだが、
「演奏中にまわりが盛り上がってきたので自分も一緒に
盛り上がろうとしたら、”なんで一緒に盛り上がってるの?
ベースとドラムが一緒になって盛り上がってどーすんの?”」
といわれたとのこと。
そのくらい、ベースとドラムは冷静に
グルーヴをキープすることが大事なんだと思う。

というわけで実はただひたすらルート弾き(ドードドー、とか)
とかも大好きなわけですが、それはそれでまた
深〜い世界が待っており、そう簡単には問屋がおろさないんだな。

ベースという楽器、難しすぎます。。

投稿者 punkbass : 2009年10月01日 23:35