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2010年01月13日

年末年始のライブ番組を観て思ったこと

この年末年始にNHK-BSあたりで国内・海外含めさまざまなミュージシャンのライブを放送しておりました。で、私もちょこちょこ観ていたんですが、気づいたことといいますか、ちょっとびっくりしたことがひとつ。それは、日本の、それもメジャーで活動している人たちの、演奏力・歌唱力のなさ、です。

例えばとあるビッグイベントに出演されていた若い人たちのバンドの場合、見た目はいかにもミュージシャンなんですけど、実際の演奏はリズムがもう相当にグズグズで、ちょっとしたシンコペのキメが何度やっても全然キマらない。あと、ずっと昔から第一線で活躍しているベテランのヴォーカリストの方(方々)なんですが、ピッチがもうめちゃくちゃで聴くに堪えない。。というようなものがフツーにテレビで流れておりました。

一方の海外のミュージシャンの方々ですけど、やっぱり実力が違います。といいますか、ヴォーカリストがピッチを外さないのはもう当たり前の当たり前だし、あと、リズム的なところでいうと、ドラマーがどれだけ暴れても(マライヤキャリーやスティーヴィーワンダーのバンドのドラマーを見ていると普通に歌のバックで相当暴れてましたが)バンド全体のリズムが揺らぐことが全くない。あれはヴォーカリストも含めバンドメンバーひとりひとりのタイムキープ力が相当にレベル高い証拠だと思います。

正直日本だとリスナーのレベルもまだまだ(サウンドの善し悪しが分からない)、というところも原因としてあるんだと思いますが、なんだかんだ言ってもですね、ミュージシャンとして一生を通じて音楽活動を続けていくためにはとにかく腕を磨くこと。これしかないなと改めて感じたこの年末年始でした。
ガンバロー。

投稿者 punkbass : 2010年01月13日 03:42