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- お薦め本 -


「自分の中に毒をもて」/岡本太郎

いや〜、いいですね! 岡本太郎さんは!!

もう、大好きです。著作を読んだのは初めてなのですが、特にこのホームページにアクセスしていただいているような皆さん(どんな皆さんだ?)には是非、読んでいただきたいです! こんなに迫力と説得力、そして美しさに満ちあふれた文章はなかなかないですよ。この作品には本当に良い言葉が溢れているので、そのうち専用ページを用意して、この本からの抜粋を掲載させていただきたいと思っています。


「深い河」/遠藤周作/講談社

実は、遠藤氏の著作をちゃんと読んだのは本作が初めてなのです。それも、発売されてから4年以上経ったあとのこと。この本を知ったきっかけは、遠藤氏とこの著作にまつわるNHKの特集番組を偶然見たことにあります。それまでは遠藤氏といえばキリスト教作家、というイメージだったのですが、この番組にはインドの場面が数多くあり、個人的にインドに強く惹かれている私はこの作品に強い興味を持った次第です。生まれ変わりを否定するキリスト教、生まれ変わりを当然のこととするインド。この相対する2つの題材をひとつの土俵で真っ向から取り上げています。この作品に描かれる苦悩はそのまま、著者の苦悩であったのではないでしょうか。


「アフリカ音楽探検記」/のなか悟空/情報センター

皆さん、特にミュージシャンの皆さん、のなか悟空氏をご存じでしょうか。彼は、アジア、アフリカ、アマゾン等世界中をドラムを自分で担いで旅してきた怒涛のジャズドラマー。特に、富士山、チョモランマ、キリマンジャロ頂上でドラムを叩くことなど(楽器ももちろん自分で運ぶ)、一体誰が考えつく? っていうか、考えてもやらないでしょう。

そんなわけで、のなか氏のこれらの旅のうち、アフリカにおける行程を書き綴ったものがこの「アフリカ音楽探検記」。もう、感動的シーンの連発。特に5歳の天才パーカッショニストとの対決場面は素晴しいです。