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海外旅行は日本人の義務

日本では昔から「海外旅行は贅沢」というイメージがある。さすがに最近はだいぶ薄れてきているはずだけど、それでもまだ完全にそのイメージがなくなったわけではないと思う。

けど、自分が思うに「海外旅行は日本人の義務」。なぜか? パスポート的には、日本人が行けない国はただひとつ、北朝鮮だけ。航空チケットの額も、物価の視点で考えると、たとえばネパールの人が日本に来るのと、日本人がネパールに行くのとでは天と地の差。日本人はビザもとりやすい。。などなど、とにかく日本人には海外旅行しやすい条件が整っている。なので日本人はとにかく外国に行きまくり、各国への理解を個人レベルで深め、現地で友達を作って日本のことを話し、また帰国後は行った国のことを身近な人に伝えるなどして個人レベルでの平和外交活動を進めるべきだと思う。そういうことを繰り返していると、外国で起こったことについても「どこか別の国の話」ではなく、現地の人たちがそれによってどういう思いをしているのか、ある程度想像できるようになるのではないかと。それに日本のファンが海外に増えることにも繋がる。最近はインターネットで現地の様子などいくらでも入ってくるけど、画面上で見るのと、現地の空気を吸って、匂いをかいで、その土地を身体と心で感じるのとでは、経験値としては1:100くらい違うはず。もっとかな。

なんだけど、やっぱり日本では、いったん就職してしまうと数週間以上の長期休暇はほとんど不可能に近い。なのでまずは大学の夏休みか春休みに行って見ておいたほうが良いと思う。

自分の場合、初めての海外は二十歳のときのアメリカ。全米を網の目のように走るグレイハウンドという長距離バスの乗り放題チケットを買って、ロサンゼルスからニューヨークまで30日かけてひとりで旅をした。2月のニューヨークはとにかく寒かった。

あの旅が自分の人生を変えるターニングポイントになったことは100%間違いない。

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