« 素朴な疑問:マクドナルドの味付け | メイン | 神保彰@東京JAZZ »

2009年09月27日

ザ・スクエア「うち水にRainbow」

私が高校の頃、狂ったように毎日聴きまくって
狂ったように毎日コピーしまくっていた
「カシオペア」と「ザ・スクエア」。

彼らのレコードもたくさん持っているのですが
全部実家に置いたまま & CDは一枚も持ってません。

なのですが、先日急に聴きたくなって
アマゾンで衝動買いしました。

今回購入したのは
カシオペアの「4×4」と
ザ・スクエアの「うち水にRainbow」。
特に「うち水にRainbow」は当時死ぬほど好きで、
ホントにレコードの溝がなくなるんじゃないかというくらい
来る日も来る日も聴きまくってました。

そんな「うち水にRainbow」を今の自分が
聴いたらどう感じるのか、ってなことを
ここに書いてみたいと思います。

ジャケットはこれ。
51Wkcm1TtIL.jpg
この清涼感のある風景とポップなロゴが秀逸です。

というわけで20年ぶり(もっと?)にこのアルバムを聴いた
感想ですが、ひとことで云うと「やっぱりすごいわ。。」。

まず、全体的に音が太い。個人的にはベース(田中豊雪氏)と
ドラム(長谷部徹氏)の音の太さが特に好き。

当時カシオペアも平行して聴いていて、
スクエアのベース&ドラムと
カシオペアのベース(桜井哲夫氏)&ドラム(神保彰氏)とを比べると、
スクエアのリズムセクションはテクニック的にあんまりだな、
とか思ってましたが、今聴くと完全に別物、ですね。
例えて云うと、山下達郎氏のバックでもおなじみの
伊藤広規氏と青山純氏の組み合わせにとても近く、
そのまま歌モノのバックでもバッチリできてしまう
ような感じで、ヒジョーに安定感がある。
ベースも、たぶんMOONを弾いているんだと思いますが、
インストバンドぽくない、すごく太い音をしています。
しかも当時田中氏は22歳、長谷部氏は19歳とのこと。
あの若さでこの音を出していたとは。。

そして次に感じたのが、アルバム全体に渡って
メロディが素晴らしいこと。個人的には特に

6曲目「黄昏で見えない」(作曲:松任谷由実)
7曲目「FROM 03 TO 06」(作曲:和泉宏隆)
8曲目「カピオラニの通り雨」(作曲:安藤まさひろ)

が好みですね。

あと、3番目としてはメンバー全員の演奏力。
ベースとドラムについては最初に書きましたが、
他の3人も全員まだ20代。そんな若さで
こんなイイ音出してたのか。。和泉氏のソロとかホント
最高ですし、ギターの安藤氏も歪み系、クリーン系ともに
すっごくイイ音してます。また、サックスの伊東たけし氏、
このアルバムではまだアカイのEWIではなく
リリコンを吹いています。。

最後に、アルバム全体を包んでいるハピネス感とでも
いうのでしょうか。このアルバムでは松任谷由実女史が
エグゼクティブコーディネーターを務めているんですが、
そういうことも関係しているんでしょうか。空気感が
独特なんですよね。

ということで、またしばらく
毎日聴きまくることになりそうです。

投稿者 punkbass : 2009年09月27日 08:56