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名著発見「作曲少女 平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話」

自分の音楽人生を振り返って思うのは、これまでベースを練習するために充てた時間の半分くらいは作曲する時間に充てれば良かったなと。作曲できるかできないかで音楽家の人生は相当変わるはず。それに、ジャズとかやらない限り、ベースって別にものすごいテクニックが要求されるわけでもないし。だから、そこまで時間をかけてベースの練習ばかりやるよりは作曲をどんどんやったほうが、結果的にその人の音楽人生に広がりをもたらすだろうと。

。。で、最近訳あって作曲法について書かれている良い本を探していたのだけど、その中ですごいのを見つけた。今日ジュンク堂で見つけて買ってきたのでまだ3分に1くらいしか読んでいないけど、あまりに素晴らしいのでさっそく紹介。

曲を作れるようになりたい高校2年生の女の子が、すでにプロの作曲家として活動しているクラスメイトに14日間で作曲を習う小説(ライトノベル)。楽譜や理論などは一切出てこない。ひたすらこの二人の高校生をめぐるストーリーが文字(+たまにこの表紙のようなイラスト)で続く。

。。が、作曲できるようになる方法だけでなく、クリエイターとしての在り方、気持ちの持ちよう、のようなところまで含めて、とても示唆に富んだ奥深い本に仕上がっている。「努力は夢中に勝てない」など名言も多数。この本に高校生の頃出会っていたら自分の音楽人生は相当変わったんじゃないだろうか。

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