50を過ぎてそろそろ2年が経つ。
このところ、ライブの楽屋などでの親しい仲間との話題は病気や体調に関することばかりである。
実際、ガンが発病したり、脳梗塞になった知人も少なくない。それらが原因で亡くなった友人も何人かいる。
彼らは皆50前後、中には50になっていない人もいる(いた)。
そう考えると自分もそろそろかな、と思う。
自分よりひとつ上の、ガンを乗り越えた友人は「もう、残りの人生好きな事やろうと決めた」と言っていた。
ほんと、自分もいつ死んだっておかしくない。
明日の朝はもうこの世にいないかもしれない。
最近よくそう思う。
そして、やるべきことはいますぐやっておかなければ、とちょっと焦る。
自分がこの人生でやるべきこととはなんなのか?
結局のところ死を意識しないとそのような思考に至らないというのが我ながら情けない。
まぁ、「やりたいこと」と「やるべきこと」はまたちょっと違うはずなので
簡単には見つけられそうにないが、
「やりたいこと」をひとつだけに絞るとすると、
こどもたちが将来たくましく生きていけるよう、彼らに何らかのヒントを提供したい、ということ。
ただしこれは相当ハードルが高いので、無理なくやれる範囲で小さく小さく始めていければそれでいいと思っている。
ただし、それがどれだけ小さくとも、大事なのは継続すること。
継続さえしていれば、おのずと未来が見えてくるだろう。